アートメイク施術を受けるにあたって、事前に知っておいていただきたい注意点がいくつかございます。

また、場合によっては施術ができないケースもありますので、今回は、アートメイクの注意点を、施術前の注意点施術後の注意点施術ができないケース、に分けて、まとめてお伝えしたいと思います。

アートメイクのことを、少しでもご理解していただき、ご予約検討の際の参考にしていただければと思います。

施術前の注意点

まずは施術前の注意点です。施術できないケースとは別で、最低限ご注意いただきたい内容ですが、場合によってはご予約の調整が必要になるケースもございますので、ご予約前に確認いただき、不安点などあれば直接ご予約院に問い合わせていただければと思います。

当日のお化粧

「当日はメイクをして行っても大丈夫ですか?」といった質問をいただく事がございます。

結論からお伝えすると、メイクはしてもしなくてもどちらでも大丈夫です。

メイクをしてご来院いただいた場合には、施術の際は眉周辺のメイクは落とさせていただきますが、カウンセリング時などに担当者が普段のメイクのご様子等を拝見できますので、デザイン提案の際にいろいろな話がしやすくなります。

患者様の当日のご予定に合わせて、当日の化粧の有無をお選びください。

ニキビやケガ

たまに、来院日の直前に施術箇所周辺に、ニキビや怪我を負ってしまいましたという連絡をいただくことがございます。

施術箇所(眉)にニキビができてしまった場合や怪我を負ってしまった場合ですと、その上から施術を行う事はできませんので、日程調整をすることになるかと思います。

また、施術箇所近くにニキビや傷などができてしまった場合でも、施術の際に眉周辺の皮膚が張るようにある程度力をかけますので、ニキビや傷の場所によっては、日程調整をさせていただく場合もございます。

ニキビは突然発生してしまう場合もあり、完全にコントロールする事は難しいかもしれませんが、なるべく発生しないようなケアと、もし発生してしまったら、予約院に早めに確認していただくことをお勧めいたします。

運動や飲酒

こちらは、施術後の注意点とも重なりますが、施術前の運動や飲酒も避けていただいた方が無難です。

血液循環が良くなり代謝が促進され、色を押し出す機能も活発になることが考えられますので、色の定着の観点から、避けていただくことをお勧めいたします。

生理期間

生理期間中でも、施術は可能です。ただ、ホルモンバランスや体調の面から、痛みを強く感じてしまう場合もございます。

また、1〜2時間程度は体制を変えられないことも考えられますので、必要があれば施術担当者に伝え、途中で休憩を挟ませてもらうと良いかと思います。※施術の途中で短い休憩を挟むことは、施術上問題ございません。

美容施術

美容施術を最近行なった場合、施術の種類によっては、施術日からアートメイク施術まで、一定の期間を開けてのご予約をお願いしております。※詳しくは、アートメイクできないケースに記載

施術前の注意点としては、ボトックスやヒアルロン酸の注入などを、お顔の上部(眉近く)に検討されている方は、アートメイク前に施術を行うことをお勧めしております。

アートメイク後に、それらの施術を行うと、表情筋の動き方や、皮膚のハリが変化することにより、眉のバランスも変わってしまう恐れがあります。

2週間程度は期間を空け、ある程度落ち着いてからアートメイク施術を行うことをお勧めいたします。

施術後の注意点

続いて、施術後の注意点です。主にアフターケア関連の情報となります。

衛生的な面だけでなく、色持ちや定着を良くするためにも、ご確認いただき、参考にしていただければと思います。

「施術後の過ごし方」詳しくはこちら

一時的に眉メイクができない

施術後、施術箇所は細かい傷になっています。衛生的な観点からも、傷口が塞がるまでは、メイクはできません。

傷口自体は2-3日で塞がるかと思いますが、1週間程度は眉メイクを控えていただいております。

詳しくはこちら

患部を濡らさない

衛生的な観点と、色の定着の観点から、なるべく施術箇所は濡らさないようにお願いしております。

患部は細かい傷となっておりますので、1週間程度はプールや海水浴、サウナや共同浴場等もお控えください。

また、色の定着の観点では、濡れてしまうと水と一緒に色素が流れ出てしまい、色の定着を阻害してしまいます。

当日のメイク落としの際には、拭き取りシートなどでの対応をお勧めしております。また、当日の入浴もなるべく患部を濡らさず、シャワー浴等での対応をお勧めしております。

飲酒、運動はなるべく避ける

こちらは施術前の注意点と重なりますが、施術後の飲酒・運動もなるべく避けていただいたほうが無難です。

代謝が促進されると、肌の異物(色素)を押し出す機能も活発になることが考えられます。また、汗による色素の流出も定着を悪くしてしまう要因になりますので、数日程度は飲酒、運動はもなるべくお控えいただいたほうが良いかと思います。

献血について

献血について、「日本赤十字」では6か月の期間を空け、その後は医師の判断により可能と記載があります。→外部部リンク「日本赤十字_よくあるご質問」

もし、献血の予定がある方は、日程をご注意いただければと思います。

アートメイクを受けられないケース

血液系の疾患

血液系の疾患の場合は、患者様と施術者の衛生面を考慮し、施術をお断りしております。

その他、通院中・服薬中の場合

血液系の疾患意外にも、通院中や服薬中の場合も、内容や状態によっては施術をお断りする場合もございます。

問診の際に持病等も確認させていただいておりますので、申告していただき判断しております。

心配な方は、予約の際などに前もってご申告いただければ、事前にある程度は判断できるかと思います。

金属アレルギー

使用する色素にはごく微量ではありますが金属成分が含まれております。また使用する針が空気に触れることでも、どうしても酸化鉄が発生してしまします。

アクセサリーを一定時間つけていると赤みが出る、などのアレルギー反応でしたらほとんど問題ないことが多いですが、気になる方はパッチテスト(税込み5,500円)をお勧めいたします。

CLAIRでは、お顔まわりの目立たない箇所(首筋、耳の裏側あたり)に試しに線を入れ確認しております。

※パッチテスト実施の場合は、その日はパッチテストのみでお帰り頂きます。1週間程度様子を見て、問題なければ再度予約を入れていただく形となります。

ケロイド体質

ケロイド体質とは、皮膚に傷ができふさがった後に、傷跡が赤く腫れみみず腫れのようになる体質のことを指します。

程度の差がかなりあるので、もし心当たりのある方は、傷跡の画像と共にご相談いただければ、前もっての判断も可能です。

場合によっては、念のためパッチテスト実施してから施術となる場合もあります。

妊娠・授乳中

アートメイクでは塗る麻酔を使用し、少量とはいえ傷口からの麻酔成分が体内入りますので、妊娠中の患者様の施術は一律お断りしております。

授乳中の場合は、施術後48時間空けていただける場合、施術可能としております。

未成年は、同意書が必要

未成年の方は、保護者の同意書をご用意いただいております。

HPよりダウンロードの上、ご来院ください。ダウンロードはこちら

美容施術後は、一定期間を空ける

施術の際には、目の周りの皮ふを張るように力を入れますので、目元の美容施術、美容整形等をされている場合、一定期間を空けての予約をお願いしております。

  • 二重術(眉下切開)_施術から6ヶ月
  • 二重術(埋没法)_施術から3ヶ月

その他お顔の美容施術の場合

  • レーザー脱毛_前後2週間程度は開ける
  • フェイシャルエステ_前後2週間程度は開ける

その他ご不明点があれば、ご予約院に直接問い合わせてみてください。

過去のアートメイクが濃く残っている場合

過去のアートメイクが濃く残っていると、デザイン的に施術が難しい場合があります。

濃く残っていると感じられる場合は、事前にお問い合わせをしておくことをお勧めいたします。他院修正について詳しくはこちら

ワクチン接種

CLAIRではワクチン接種の前後3日間は、アートメイク施術はお控えいただいております。

アートメイク自体が、ワクチン接種に影響を及ぼすことは基本的にないと考えられていますが、副反応等を考慮し前後3日間(接種当日を含めると7日間)はご遠慮いただいております。ワクチン接種予定の方はご予定をご確認の上、予約をよろしくお願いいたします。

最後に

今回は、アートメイク施術前後の注意点と、アートメイクできないケースについてまとめました。

アートメイク予約の際の参考にしていただけますと幸いです。

その他気になることがございましたら、お気軽にお問い合わせください。