最近、様々な美容クリニックにも導入され、多くの有名人やインフルエンサーも行っている「医療アートメイク」。

今回はそんな「医療アートメイク」について、どんなメリットがあり、みんな施術を行っているのか、また、逆にデメリットになってしまう部分はあるのか、分かりやすく解説していきたいと思います。

これから医療アートメイク施術をやってみたいと思っている方は、ぜひ参考にしていただければと思います!

医療アートメイクとは

医療アートメイクとは、簡単に説明すると極細の針を使用して、皮膚の浅い層に染料(色素)を注入していく技術です。皮膚内に色素を定着させ、一定期間色が残りますが、皮膚のターンオーバーによって、徐々に薄くなっていきます。

近年の医療アートメイクについて

近年では、一昔前のような、べたっとした黒く塗りつぶすような医療アートメイクは減ってきており、毛を1本1本描く、繊細で自然なデザインの医療アートメイクが主流となっています。

医療アートメイクのメリット

メリット1:水に濡れても落ちない

医療アートメイクは、先ほど簡単に説明した通り、皮膚内に色素を定着させるため、通常のメイクとは異なり、水や汗によって落ちることはありません。

温泉や海水浴、プールなど気兼ねなく楽しむことができます。また運動時や夏場など、汗をかきやすい場面でも、汗で眉メイクが崩れてしまう心配をしなくていいのもメリットです。

メリット2:スッピン美人

本来は眉毛の生えていない箇所に眉を書き足したり、また、パウダーメイクのように書き足すことで、すっぴん美人を作り上げることが可能です。眉のあるなしでお顔の印象はとても変わりますので、スッピンでも美しいお顔の印象になります。

より美しいお顔のベースを手に入れることができます。

メリット3:メイクの時間の短縮

普段のメイクで、眉の描き方が難しく、なかなか上手に描けないといったお悩みをよく耳にします。医療アートメイクでは、それぞれのお顔に似合う眉をデザインしますので、眉メイクは最低限の書き足しで済んだり、医療アートメイクをガイドラインとした眉メイクで済むようになり、メイク時間を短縮することができます。

眉メイクに、何となく苦手イメージのある方や、朝のメイクに時間がかかってしまう方にも、とってもお勧めです。

メリット3:コンプレックスをカバーしてくれる

お顔には、それぞれ独自の違いがあります。左右のバランスや、筋肉のつき方、過去にまゆ毛を抜きすぎてしまい、まばらな生え方になってしまうなど。そういった、ご自身のお顔の眉まわりのコンプレックスを、眉アートメイクである程度は解消することが可能です。

毛量が少ない方には、少ない箇所に毛並みを追加し、左右のバランスが悪い方には、上下左右のバランスを見つつ、書き足します。

ここまで、医療アートメイクのメリットをご紹介しました。ここからは、気になるデメリットもご紹介します。

医療アートメイクのデメリット

デメリット1:施術時の痛み

医療アートメイクの説明にもある通り、皮膚に細かな傷をつける施術ですので、人によっては痛みを感じることがございます。麻酔を事前に塗布し、痛みを押さえるクリニックが多いですが、「皮膚をひっかいたような痛み」や「毛抜きで毛を抜く際の痛み」を感じると表現される方もいらっしゃいます。

ただ、痛みの感じ方にはかなり個人差があり、施術中に眠ってしまう方も多くいらっしゃいますので、皆様が痛みを感じるというわけではございません。

痛みに弱い方は麻酔を長めに置いたり、施術中に麻酔を追加することも考えられますので、施術担当者に相談してみるのが良いかと思います。

デメリット2:すぐには消せない

医療アートメイクは徐々に薄くなりますが、簡単に消すことは出来ません。デザインやカラーが好みでなかったり、色が落ちる前に変えたいと思っても、すぐに消すためには、レーザー除去やその他の施術が必要になります。それらの施術を行っても、綺麗に消えるとは限らず、それらの施術費用や、施術リスクも発生してしまいます。

後悔の無いように、症例が多くデザイン面でも信頼できるクリニックを選ぶ必要があります。しっかりとカウンセリングをし、納得をしてから施術を受けるようにしましょう。

デメリット3:定期的なメンテナンスが必要

個人差はありますが、医療アートメイクは、ほとんどの人が1回では定着せず2~3回施術をし定着させていきます。また2~3回の施術後も1~2年かけて色素が落ち行きますので、定期的なメンテナンスが推奨されています。

どのような眉の状態をキープしたいかや、代謝の個人差により、メンテナンス期間は変わりますが、施術直後のような毛並みが整って見える状況をキープしたいのであれば、数か月~半年に1度程度。スッピンでも眉全体に色残りがあり、足りない部分を眉メイクで補う程度であれば、1-2年程度が、メンテナンス期間の目安になるかと思います。

デメリット4:数回分の費用がかかる

上記でもお伝えしたように、ほとんどの場合医療アートメイクは1回では完成しません。

ごくまれではありますが、1回の施術で長期間色残りが見られることもありますが、500人の方への施術に対し1件あるかないか程度の印象です(0.2%程度)。

クリニックによっては、2-3回セットの料金設定をしているところもありますが、1回の料金設定の場合、2-3回の施術代金をイメージしておくのが良いかと思います。

医療アートメイクは高い??

料金について高いと感じられる方は、2-3年やその後のメンテナンス期間を通しての料金を、月額で算出してみると、意外と安く感じられるかもしれません。

医療アートメイク施術の注意点

デメリットとは別で、医療アートメイクをうけられない、基本的にはお断りされるケースなども記事にまとめておりますので、気になる方は以下よりご確認ください。
→「アートメイクの注意点:施術前・施術後・アートメイクを受けられないケース」ちら

まとめ

医療アートメイクのメリットデメリットについて、いかがでしたでしょうか。決して安い施術ではございませんし、メリットデメリット両方の側面は常にございます。

ただ、美しい眉が手に入り、普段のメイク時間が短縮されることは、毎日のことですのでメリットとしてはとても大きいと思います。何より、施術後に満足されご帰宅されれる様子を間近で見させていただいていると、医療アートメイク施術をしてきてよかったな、と強く感じます。

今回の記事を参考にして、ご自身のライフスタイルにあった医療アートメイククリニックを探していただければと思います。