アートメイクは水に濡れても落ちない、すっぴん美人を作り上げてくれるのが何よりのメリットです。
一度入れると完全に消えることはありませんが、どうしても時間経過とともに色が落ち、薄くなってしまいます。
できるだけ綺麗な状態を長く保ち、快適な状態で過ごしたいと思うのは、アートメイク経験者、皆様の願いかと思います。
今回は、アートメイクが薄くなる仕組みと、アートメイクの定着をよくするための方法をお伝えしたいと思います。
素敵なアートメイクライフの参考にしていただければと思います!
目次
アートメイクが薄くなる理由
アートメイクはタトゥーと違い皮膚の浅い部分に色素を入れていくため、ターンオーバーにより、月日とともに退色していきます。
アートメイクが完全に消えることはないと考えていただければと思いますが、2~3年をかけて徐々に薄くなってしまいます。
また、色の抜け方には個人差があり、全体的に薄くなっていくこともあれば、色ムラが出てしまうこともあります。
アートメイクを長持ちさせやすくするために
◎施術後1週間の過ごし方は特に注意
アートメイクの施術後1週間はダウンタイム(傷口が塞がるまでの期間)と呼ばれる時期です。
※美容整形で一般的に言われるダウンタイム(患部がはれたり、傷跡が目立つ状態)とは違い、施術箇所が特に目立ってしまうということは基本的にはありません。→詳しくはこちら
この一週間をどう過ごすかによって、色素の定着が大きく変わってきます。
ダウンタイム中は、傷口が完全に塞がっていない状態であり、体が体内に入った色素(異物)を押し出そうとする反応が特に強く影響してしまうため、代謝とともに色素が抜けていきます。
以下の項目に特に注意していただき、施術箇所に入れた色素をなるべく残すことで、2〜3回繰り返すアートメイク施術の、最終的な色の定着をよくすることができます。
・代謝を上げる行動は避ける
代謝が上がるとターンオーバーが促進され、色素が更に落ちやすくなってしまいます。
激しい運動やサウナ、温泉など代謝が上がるようなことはなるべく避けましょう。※衛生面の観点からも、傷口が塞がるまではサウナ、温泉、プールなどは避けてください。
・施術部位を保護する
アートメイク施術は、針で皮膚に細かい傷をつけ、そこに色素を入れます。
そのため施術後は細かな傷の中に、色素が付着している状態となります。傷口が塞がるまでの期間(施術後約1週間程度)は、お肌がとても敏感な状態になっています。ワセリンを塗って施術部位を保護し、感染や炎症から守ることが大切です。保湿しないまま乾燥が生じるとかゆみやひび割れが起こりやすくなってしまいます。また、ワセリンを塗ることで色素が押し出されるのを防ぐ役割もあります。
・施術部位を濡らさない
一つ前の項目で記載したように、施術直後は傷口に色素が付着している状態となります。
そのため、傷口が濡れてしまうと、色素が流れ出てしまい、定着を阻害することになってしまいます。
具体的な施術後の過ごし方として、アートメイク施術後24時間は、眉を濡らさないようにお願いしております。
ご帰宅後のメイク落としの際も、ふき取りでのメイク落としをお願いしており、シャワーを浴びる際は施術部位をラップで覆うなどして濡れないような工夫をお願いしております。
また、施術箇所はしばらくするとカサブタになりますが、無理に剝がさず自然に剥がれるのを待つ必要があります。
◎紫外線に注意する
紫外線は、アートメイクの色素の変色・退色の原因となります。
また、日焼けした肌はターンオーバーが早まりますので、アートメイクの色落ちを早める要因にもなってしまいます。
施術直後はもちろん、日頃の紫外線対策も、アートメイクの色持ちの観点では大切になってきます。
◎ターンオーバーを促進する美容施術は注意
ピーリングやフォトフェイシャルなど、ターンオーバーを促進させる施術は、アートメイク施術箇所には当てないようにしてください。
また、アートメイクを入れた箇所に直接当てなくても、お顔の肌全体の代謝は活発になりますので、CLAIRではアートメイク施術の前後2週間は空けてそれらの美容施術をしていただくようにお願いしております。
まとめ
アートメイクを長持ちさせやすくするためには、ターンオーバーを促進させないことや施術箇所の保護、傷口が塞がるまでは濡らさないことが大切です。
初回の場合、色を押し出す反応が強く出ることが多く、1週間程度で7~8割の色が抜けると言われていますが、日々のケアを行うことで2回目以降の定着率が大きく変わります。
ぜひこれらを実践し、綺麗な状態でアートメイクをキープできるようにしてください。
皆様が、快適なアートメイクライフをお送りできますように!!