アートメイクは、皮膚のターンオーバーや代謝により、数年で色が落ちていきますが、完全には落ちない場合もあります。※個人差があります

いざアートメイクをしてみたら「デザインがいまいちだった・・・」「やっぱりデザインを変えたい」等の口コミも見かけますので、アートメイクを消したいと思っている方もたくさんいらっしゃるようです。

そこで、今回はアートメイクを消す方法はあるのか、いくつかの方法とそのリスクや注意点について説明します。

アートメイク除去方法 1【レーザー治療】

医療レーザーを使用し、アートメイクを除去することができます。

レーザー治療の仕組み

レーザー治療とは、皮膚内に残っている色素をレーザーの熱で破壊するといった仕組みでアートメイクを除去します。レーザーの波長を調整し、特定の色や部分にのみレーザーを照射し除去していきます。

タトゥーなどに比べると、浅い層に色素を入れているため、タトゥーより少ない回数のレーザー照射によってアートメイクを消すことができるとされています。

レーザー治療のリスク

リスク

・色素沈着
・熱感
・かゆみ
・痛み
・やけど
・腫れ
・内出血
などが考えられます。

使用するレーザーの種類によっては、黒い色素に反応するため、眉やまつ毛にもダメージが及び、それらの毛が薄くなったり、生えてこなくなってしまう可能性が考えられます。また、レーザーの種類によっては、対応できる色が限られる可能性があります。

また、レーザー除去は、保険診療ではないことが多いため、除去の回数やショット数、治療範囲により金額がかかります。場合によっては、アートメイクを入れるより高額な施術になることも・・・

当然、レーザー除去後もダウンタイムが発生します。除去後、すぐにアートメイクをすることはできません。2~3か月、肌の状態を見てから医師の判断により再施術することになります。そのため、除去後の肌は慎重にケアをする必要があります。

アートメイク除去方法 2【皮膚の切除】

アートメイクが入っている箇所を部分的に切除しすることで、除去が可能です。

皮膚を切除しますので、当然除去は可能ですが、外科手術を伴いますので体にも負担が大きく、回復にも時間がかかるでしょう。

広範囲に入れたタトゥーをどうしても除去する必要があるときなどに取られる手段ですので、手軽に行うことは難しいかもしれません。

アートメイク除去方法 3【肌色の色素注入】

アートメイクを除去するという考え方ではなく、残っている色素の上から、肌色系の色素を入れ直し、アートメイクを目立たないようにする施術です。

ダウンタイムは、他の除去施術に比べると少なく、直後にアートメイクが目立たなくなることが感じられるかとは思いますが、肌色の色素が抜けていくとまた元の状態に戻ってしまうことや、ライフスタイル等によっては、除去で入れた肌色が悪目立ちするようになり、更なる除去が必要になる恐れもあります。

また、肌色の色素はレーザー等での除去が難しいため、結果的によりリスクの高い除去施術を選択することになってしまうかもしれません。

お顔への施術は慎重に考える必要があります。

まとめ【アートメイクは慎重に!】

今回はアートメイクを消す方法をご紹介しましたが、各施術での肌の負担やアートメイク施術以上に金額がかかってしまうリスクがあります。

アートメイクを入れる際は、希望のデザインをしっかり調べたうえで、デザインのカウンセリングをしっかりと行ってくれるクリニック、技術力のある担当者を選びましょう。

また、除去をするクリニックも信頼のおける医療機関で施術をしてもらうようおすすめいたします。

※医療アートメイクCLAIRでは、各種アートメイク除去メニューの取り扱いはございません。